過負荷保護装置
概要
▶ チェーンブロック用過負荷保護装置
- 最大負荷を100%として記憶させ、何%の負荷電流で過負荷保護を行うかを設定することが可能です。
- インバータ仕様の場合はインバータの電源入力側にCTを取り付けることで検知が可能です。
- 検知方式は2相電圧、2相電流方式のため、電圧変動にも対応します。
- 過負荷動作時は動作状態を自己保持、LEDランプが点灯、内蔵の信号リレー(C接点)が動作します。
- 復帰は電源断、または下降ボタンの信号を入力することで行います。
- 電源電圧はAC200V(AC400V級も対応可)
- スタートキャンセルタイマ(起動電流無視時間)、ロードタイマ(過電流継続確認時間)の設定が可能です。
※ 必要な適応規格については事前にご連絡ください、
結線例
※ 上昇下降で低速高速の2速ある場合
-
各配線を以下の結線図のように接続。
アカ : 上昇低速
シロ : 下降低速(リレー保持リセット)
チャ : 高速切換(1速の場合は不要)
クロ : AC24V(DC24V等その他電源への変更可)
操作方法
操作スイッチ説明
SW0: 表示項目切り替えスイッチ長押し(2秒以上)で設定値保存
SW1: 設定値UPスイッチ
SW2: 設定値DOWNスイッチ
SW1: 設定値UPスイッチ
SW2: 設定値DOWNスイッチ
デジタル表示説明
SW0を押すごとに以下のように表示が変わります
※ 電圧と電力は実際の計測器の測定値とは異なります。
使用方法例(上昇下降2速でそれぞれ過負荷検出の設定を行う場合)
→ 100%負荷に対して108%負荷で過負荷保護を行う方法- S相をCT1へR相をCT2へ通し、電源用端子台に左からR,S,Tの順で三相電源を入力してください。
- 電源を投入したらSW0を4回押してデジタル表示を「LP1」にしてください。
- 低速で100%負荷をかけて運転させながら、「LP1」の表示が「100」になるようにSW1,2を押して調整してください。
- LP1を設定したら、SW0を2秒以上押してから離してください、離した時点で表示は「LP2」となります。
- 「LP2」の表示を108に設定し、「LP1」同様にSW0を長押しして値を記憶させます。
- 低速で108%以上の負荷にて運転してください、過負荷を検知するとLEDランプが点灯し信号用リレーが動作します。
- 動作しない場合または動作が早い場合は「LP2」の値を上下させて調整してください。
- 高速の設定は低速時と同様の要領で高速運転させ「HP1」、「HP2」を設定してください。
- 必要に応じて「ST」スタートキャンセルタイマ(起動電流無視時間)を設定してください。
- 「LT」にてロードタイマ(過電流継続確認時間)の設定が可能です。
- 過負荷検知時に動作するリレーは保持接点となっています。解除するには下降ボタンを押してください。